いやな匂い (2)
クーラントが焼ける匂いがなくなり、安心して乗っていたある日。
出先の駐車場に Bandit を止めた時に、別のいやな匂いが・・・
今度はガソリンの匂いです。
これはやばい。エンジンとタンクの間を覗き込むと、タンクとフューエルホースのつなぎの部分がガソリンでヒタヒタになって、ポタポタとたれているではありませんか。
タンクを外す時に、フューエルホースの口がひび割れしていることには気づいていました。何年か前に、1cm ほど切って応急処置はしてたのですが。。
家に帰るまでがひやひやでした。万一ガソリンに引火したら、Bandit は死亡確定、自分の身も危ないです。最悪の事態を想像して、びくびくしながら運転しました。
無事に帰り着いて、タンクの下を覗くと今度はまったく漏れてなく、乾いていました。
気温とか関係するかなとは考えましたが、怖いのでフューエルホースを交換します。
新品のホースは持ってるけど、交換は意外と面倒なんだな。。
キャブレーターの真ん中、下の方につながっているので、エアクリーナーボックスを外さないと交換できません。
ここまでやるなら、キャブレーターも外して、アクセルワイヤーとチョークケーブルも交換しようかとちらっと思いましたが、そうするには4つのキャブレーターからガソリンを抜いてから外し、組んだ後はガソリンを充填してあげないといけない・・・ だめだ、今回はフューエルホースの交換だけにしよう。
いろんな部品がどこで固定されているのかさえ分かれば、外すのは難しくないですが、組み付けるのには結構時間がかかりました。
もとのホースはこんな感じ。もう限界です。
新品を適当な長さに切って、交換しました。クランプはぶかぶかだったので、締め直しました。
ゴムの表面も断面も全然違います。
これで問題解決。
エアクリーナーボックスとキャブレーターを組み付けるのに手間取り、20cmほどのホースを交換するだけなのに、2時間もかかりました。。
でも、これをやらないと怖くて乗れないし、しょうがないね。
いやな匂い (1)
これまた、寒くなる前のできごとを、今頃書いてます。。
週末毎に、近場の移動にバイクを使って、「エンジン快調 ! 気分最高 !」と思っていたら、信号待ちしている時にいやな匂いが・・・・
明らかにクーラントが焼ける匂いです。半年ほど前に漏らしまくっていたので、良く覚えてます。
すぐに戻って、確認です。
漏れている量は微量で、すぐにクーラントの補充が必要なレベルでないので一安心です。
ただ、どこから漏れているかが分からないので、タンクを外さないと。
あちこちがクーラントで濡れていたので、どこから漏れているのかを追うのに時間がかかりましたが、最も高い位置で濡れているところだろうと目星をつけました。
サーモスタットASSYの奥のパイプでした。
半年間でここのクランプ(写真では影になっているところ)が緩んだようです。
他のクランプも増し締めしておきました。
次の週末に走った時には、どこかに溜まっていたクーラントが少し焼けて、「まだ直ってない ! 」とショックを受けましたが、その後はいやな匂いが止まりました。
燃費向上
レギュレータを SH847 に交換した後、なんとなく燃費が良くなっているように感じていましたが、1回や2回の給油では誤差が大きすぎてよく分かりませんでした。
寒くなるまえに、日帰りツーリングに2回行き、1ヶ月で 750km ほど走ったときの平均燃費を計算すると 26.3km/l と過去最高の燃費になりました。
これまで8年ほど乗っていて、燃費が 25km/l を越えたことがなかったので、レギュレータ交換による燃費向上がはっきりしました。
5%〜10%くらいの改善なので、びっくりするほど良くなる訳ではありませんが、きちんと発電できていなかった古い純正部品を、最新型のSUZUKI純正部品に交換することで、バッテリーにもジェネレーターにもエンジンにも良く、燃費も上がるというのは最高です。
サイズが大きいので取り付けに工夫が必要ですが、電気的にはポン付けなので難しい改造ではないので、オープンタイプのレギュレータへの交換はおすすめできます!
ETC (JRM-11)の修理 (2)
アンテナ線のコネクタをむき出しにして、挿し直すだけでは直らなかったETC。
3年前に設置してもらってから、初めて車体から取り外して分解です。
コネクタは悪いようには見えなかったけど、念のためにメス側の端子を分解して、より深く、強く勘合するように加工しました。
同軸ケーブルの芯線と端子部分が切れてしまうと、はんだ付けすることになるので、慎重に分解しました。しかし、シールドラインをつなぐ金属部品を元に戻すことができず、結局プラスチックの防水コネクタを使わないときちんと接続できない状態になりました。
きちんと導通すれば防水コネクタがある方がいいので、後は導通確認です。
トルクスレンチをアマゾンで買って分解します。先端に穴の空いたT8とT10のトルクスレンチが必要です。
本体とアンテナの赤丸の部分が信号ラインで、導通していればOKです。アンテナの下側の金属板はアンテナのシールドと繋がっていて、信号ラインとは絶縁されていることを確認しました。
コネクタ部分の接続もうまくいったようなので、コネクタ周辺のアンテナケーブルに力をかけないようにしてタイラップで軽くまとめました。
さっさとバイクに取り付けて、エンジンをかけると、特に問題なくインジケータが緑点灯します。
アンテナとETC本体の導通は確認済みなので、これで大丈夫でしょう。
意気揚々と ETCゲートに入ったら、無情にも「通信異常」でバーが開きません。。
さーて困ったな。
JRM-11で、緑点灯なのにバーが開かない時の原因のほとんどは アンテナコネクタのようですが、今回導通は確認したしなぁ。 ・・・ これは直らないかも知れない。
ETC (JRM-11)の修理 (1)
ヤフオクで買ったETCをバイク屋さんでセットアップしてもらって使っていましたが、いつの間にかゲートが開かないようになっていました。初めて開かないことに気づいた時は、開くものと疑わずに料金所に入り、急ブレーキをかけて停止するというタブーをやってしまいました。
LEDは緑点灯で正常になっているので、アンテナの断線や接触不良が怪しいと見て、アンテナ周辺の同軸ケーブルを確認したり、アンテナ線のコネクタを抜き差ししても解決しません。
軽く相談したバイク屋さん(設置してくれたところとは違う店)は、「アンテナの位置と向きを変えてみたら」とのご意見でした。その設置で何度も、問題なくゲートオープンしていたので関係ないとは思いながら、垂直に設置していたアンテナを移動して、水平にしてみましたが、変わりません。
ネットで調べると、JRM-11のアンテナ断線の情報はいくつもありました。アンテナ部分だけを買ってもいいかなと思っていましたが、部品は売っておらず、皆さん自分で修理されているようです。
普通に使えていたものが突然ダメになるという症状の方はアンテナ線のコネクタが問題だったという記事を参考に確認しました。
ごつい防水コネクタを外して、嵌合側の切り欠きにマイナスドライバーを突っ込むと、写真のような同軸コネクタが見えます。
真ん中の信号線が引っ込んでいると、メス側に届かないので、修正したら治ったという記事がありましたが、私のものは十分に出ていて、接触不良になるようには見えません。
きちんと、ETC本体とアンテナの導通を確認するべきなのですが、アンテナ側はT8、本体側はT10のトルクスが必要です。アンテナ側を分解するためのT8を持ってないので、まずは記事を信じて、防水コネクタを外した状態で接続して確認しましょう。
こんな感じで、特にコネクタ周辺の加工に問題があるように見えません。
とりあえず、力いっぱい押し込んで、絶縁テープを巻いて高速に乗ってみるか。
でも、防水コネクタがついている時でも、同軸コネクタの位置を見ると同じように嵌合しているはずなので、これで治るのか?
ツーリングのついでに高速に入りましたが、ゲートは開きませんでした。。。
しょうがない、トルクスレンチを買って分解するか。
シフトペダルのカバー
ライディングブーツでバイクに乗ることがほとんどないので、シフトペダルのカバーは結構重要で、これまでは DM2 というファスナー付きのカバーを使っていました。
ランニングシューズでも痛くなくシフトチェンジできるので良かったのですが、ボロボロになってきたら、汚れが靴につくので代わりのものを探していました。
今は、100均のトレーニングチューブのグリップを切って使っています。穴の大きさもちょうど良いので、適当な長さに切って嵌めるだけです。
すぐに抜けて無くなると悲しいので、根本をタイラップで止めています。1 ヶ月以上、使っていますが、特に問題はありません。
靴に汚れがつくような気がしますが、これはしょうがないのかな。。
ROAD 5 へのタイヤ交換
ずっとミシュランのツーリングタイヤに換えたいと思っていました。
ところが、Pilot ROAD 3 と 4 はフロントとリアのサイズが合わず、混在させようかなどと考えていたところ、ROAD 5 だとサイズがあることが分かりました。
タイヤ交換は自分ではできないので、バイク屋さんにお願いしました。
フロントのパターンはかっこ悪いですが、リアは良いですね。
交換する前のタイヤは、ピレリのDiablo Rosso 2 を7年使いました。
7年使っても、グリップが落ちたという感覚は全くなかったので、あまり違いを感じません。
400km ほど走って感じるのは、安心感があるかなというところです。
交換直後に大雨に降られましたが、特に不安な感じはなかったです。
ワインディングでも、変な癖もなく安心して走れました。Rosso 2 も癖がなかったので、どう違うのかと言われても説明できませんが。。
ROAD 5 はフロントの排水パターンのため、ロードノイズが大きいということが良く書かれていますが、特に気になりません。走行中にクラッチを切って、アイドリングで走ると、ロードノイズらしい音が聞こえますが、普通の走行中は他の音が大きいので全く分かりません。
Rosso 2 と比べて分かる違いは、フロントタイヤの直進安定性です。
Rosso 2 の方がダルで、ROAD 5 がクイックです。と言っても、普通に走る分には、気づかない程度の違いです。手放し運転で直進がしやすいかどうかを比べると分かる程度です。
タイヤのディメンションは全く同じなので、これも違和感のない理由の一つです。
憧れのミシュランにしたので、5年くらいは使おうかと思います。