リアサス(1)

15年落ちの中古で買った時の状態は、エンジンは大丈夫、外装は結構きれい、ブレーキと足回りは? というものでした。

まぁ、普通はサスペンションなんて交換しないし、そもそも純正はオーバーホールもできないし、15年も経てば抜けきった状態でしょう。

まだ新品の純正部品もあったのかも知れませんが、3万円以上はかかりそうだし、VTR250用のオーリンズが5万円台というのを考えると、純正以外で探したくなりました。

インターネットがなければどうしようもなかったのですが、少し検索するといろいろと分かりました。

オーリンズにBandit 250用のリアサスはない

・YZF-R6のリアサスが同じ長さで換装している人がいる

・YZF-R6用のオーリンズをつけている人もいる模様

 

オーリンズに憧れはあるものの、YZF-R6の純正サスもかっこいいじゃないですか。

調整機能も完璧だし。で、さっそくヤフオクで探して、3万円でほとんど使っていない新車から外したばかりのものを落札しました。2013年2月生産品で、慣らしが必要なものでした。

R6のサスは全長などスペックは同じでも、年式によってピギーバックの部分のカタチが違っているようですので、ご注意を。

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写真でみると違うように見えますが、長さもぴったりで、バネの部分が太いもののスイングアームに干渉することはありません。バネレートは左のBandit 250純正が8kg/mmで、右のYZF-R6用が10kg/mmくらいで違いますが、硬すぎてダメということはありません。ダンパーなどで調整可能です。

ただし、調整が必要な点が3つ。

 

1. 下部(リンク側)の取り付け

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径が違います。R6は12mm, Bandit 250は10mm。

内径10mmのスペーサをホームセンターで買ってきて、切って削って写真のように嵌めました。

この写真にある調整ネジが超重要です。このセッティングでサスの動きふにゃふにゃからかちかちまで、大きく変化します。組み付けるとリンクのプレートが邪魔して非常に回しにくいのが難ですが。

 

2. サスペンション上部の干渉

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アルミの削りかすが入らないようにウェスを突っ込んでいる部分の上部が車体と干渉するので、写真のようにヤスリで削りました。多いところでも1mmは削ってないかな?

頑張って削らないと車体側の取り付け部とあたって、サスの動きが影響を受けてしまいます。でも削り過ぎると強度が心配なのでほどほどに。

 

3. 冷却水のリザーバタンクとの干渉

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なんとか入るんですが、残念ながら結構強く当たっています。リザーバタンクがあと5mm小さければ完璧かと思って、ヤフオクで100円のものを買って加工したけどうまく行きません。ポリプロピレンって、少々加熱しても変形させられないとか、接着剤が効かないとかいろいろ勉強になりました。

結局、クーラントのホースを延長して、シート下にリザーバタンクを移しました。

 

簡単ではないですが、かんばって換装できました。

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ほらぴったりでしょ。

いいサスが入ったのはいいけど、調整はここから随分時間がかかりました。。。この辺はのちほど