LED化 (リア)
バンディット(GJ77A)が出てから、20年で明らかに進化した部品はLEDライトとバッテリーじゃないかなぁ。
まず、結構昔からあるリアのテールライトをLED化しました。
ネットには自作記事も結構あり、自分で回路を書いて作ろうかとも考えましたが明るさの調整が面倒そうなのと、素人ハンダが原因で走行中に断線したら危ないなぁ、などと思い直しました。
ヤフオクに売っているものは結構いい値段がしますが、自分で基盤を買って何十個もLEDを買うことを考えると安く思えてきて、買いました。
電源はノーマル電球のソケットから取れるようにコネクタがついていて、簡単に接続できます。
ただ、LEDは電球と違って極性があるので、点灯せずに少しあせりましたが。。
この交換作業で一番大変なのは、テールライトのAssyを分解するところです。全周に渡ってゴムのりのようなものでしっかりと接着されており、温めないと全く外れません。ドライヤーで温めながら力技で外したので、ケース側がぼこぼこになりました。
こんなところも根気がなく、プロの作業には関心しますね。。
できあがりはこんな感じ。車よりもぜいたくにLEDをいっぱい使ってます !
でも自分で見ることはほとんどないですね。この写真を撮る時に久しぶりに見ました。
あと、写真では完全ノーマルにしか見えないウィンカーも中はLEDに換えています。
ソケット互換ですが、ウィンカーはリレーを交換しないとLED球にしても動作しないのですね。
写真の中央付近の黒い箱がLED用のウィンカーリレーで400円くらいで、ウィンカーLEDと一緒にAmazonで買いました。ノーマルが2端子で、このウィンカーリレーは3端子でしたが、写真のようにノーマルのコネクタからピンを抜き出して、強引に挿しています。
全然問題なく動作しています。交換前はウィンカーを出して信号待ちしている時に、ニュートラルランブが明るくなったり暗くなったりしていましたが、LEDにするとそんなことはなくなりました。
だいぶん消費電力が減ってバッテリーにもやさしくなったと思います。
TVをつけました
駅に家族を迎えに行って待っている時とか、渋滞の時にはTVが見たい時もありますね。
純正のTVオブションは10万円くらいするし、詳しくは調べてませんが操作制限もあるだろうと考えて、1万円ちょっとの中古携帯をつけてみました。
5.2インチの液晶画面の狭額縁、Full HDでフルセグでのTV受信ができる携帯です。
頼りないバーアンテナだけですが、街中での受信性能はまぁまぁです。前に乗っていたオデッセイはPanasonicのカーナビでグラスアンテナのダイバーシティユニットを持つフルセグTVでしたが、受信感度が落ちてワンセグに切り替わる場所もほぼ同じです。
もちろん性能差ははっきりしてますが、1万円くらいでここまで映れば文句なしです。
電源は、アキバで5mのUSBケーブルを買ってこんな感じでつないでいます。
唯一の問題は、TVの音声。Bluetoothで簡単に飛ばせるのかと思いきや、かなり苦労しましたが、音楽再生しか車側に飛ばせず、今は携帯のスピーカを使っています。
AndroidのBluetoothアプリで接続した時の起動アプリ指定ができるようなものも試しましたが、うまく行きませんでした。
Bluetoothは接続機器を検出したら自動的に音楽再生を再開するような機能になっているようで、TVの音声を飛ばすのは、今のところ断念しています。
リアインナーフェンダー
リアサスとかブレーキキャリパー交換のような大工事のずっと前からリアのインナーフェンダーは交換していました。
フロントは買った時から、カーボンフェンダーに交換されており、サンセイのスタビライザーも付いていましたが、リアはノーマルのチェーンカバーのままでしばらく乗ってました。
バンディット250の前期型はかっこいいリアフェンダーがあり、これを後期型につけたり、VTR250などにつけている人も結構いるようです。
これが欲しくなり、安い中古部品をヤフオクで探して入手しました。が、手元に届いた品物を見るとタイヤがあたった後があり、削れて穴が空いているものでした。だから安かったのか、やられたと思いましたが、穴の空いている部分の手前で切ればいいやと思い直しました。
もともとの前期型のインナーフェンダーは結構長いのですが、シート裏はきちんと塞がれている後期型では短くても全く問題ありません。
100円ショップで買ったのこぎりで切り、うまく切れないカーブの部分はニッパで少しずつ切り取り、ヤスリで仕上げました。
その上に3Mのカーボン柄のシートを貼って完成です。このシートはドライヤーで熱を加えると相当伸びるので、うまく対象の形に合わせて伸ばしながら貼ればきれいに継ぎ目なく貼れるようですが、私には根気と技術がなくてだめでした。
また、そのうち再挑戦して貼り直そうと思いながらも2年以上経ってしまいました。
きれいに貼った上でクリア塗装して製品っぽくしたいなぁとは思っていますが。。
リアキャリパー
リアブレーキはほとんど使わないので、手間をかけないつもりでした。
でもリアブレーキの効きは毎回確認しています。リアタイヤがロックできるくらいまで効くことを確認したら、後はたまに使うだけという使い方です。
ある日、いつものようにリアブレーキを踏んでみると、全然効きません。「これくらいでロックしたよなぁ」というくらい強く踏んでも軽くブレーキがかかったかなという程度です。
ブレーキオイルが漏れたりすると大変なので、まずオイルラインから調べましたが、問題ありません。
じゃあ次は、ピストンを揉み出してピストンとキャリパーの掃除でもするか、と開けて見たところ、片方のピストンがほとんど動いていない ! よく見るとダストシールがはみ出して引っかかっているようでした。だからブレーキが効かないのかと原因は分かったものの、キャリバーを割ることが決定してしまいました。がっかり。。
開けてみるとさらにがっかり、シリンダー内部がかなり腐食しています。
ピストンも結構腐食しており、ピカールで磨いたら何とかなるというレベルではなく、シールセットを新品に変えてもだめだろうという結論に至りました。一応新品に交換してしばらく使いましたが。。
ヤフオクで中古キャリパーを買って、これよりはきれいなピストンも入手しましたが、やはりシリンダー側の腐食も気になります。
ブレンボのカニも考えましたが、キャリバーサポートの入手が困難そうで諦めました。いろいろ調べると昔の隼とかGSX-R1000のリアキャリバーが付きそうということが分かり、わくわくして来ました。
GSX-R1000のリアキャリパーはトキコの純正品とは形が全く違うものの、マウントは同じでピストン径も同じでブレーキレシオも変わらないことが分かりました。いろいろ調べるのは面倒だけど楽しいです。バンディット1200と隼間で交換した人のブログ記事を見つけたり、古いバンディット1200の写真を見て、これはバンディット250と同じキャリパーに違いないと決めつけたりアナログな調査です。ピストン径はどこかにきちんと数値がありましたので安心でした。
結局、ヤフオクでGSX-R1000 K1のリアキャリパーを落札。
2001年型という古いものでもこの綺麗さ ! 少しの腐食はありますが、元のものよりはるかに綺麗です。
ピストンは完璧で腐食なし。変わった色ですが、アルミピストンにカシマコートというコーティングが施されたものらしいです。
部品の全体像です。シールセットとパッドサポートは新品を買いました。15年くらい前の車種の部品でも普通に買えるのがすごいです。
こうやって見ても、やはり大型車の部品はコストがかかっていて、作りがしっかりしています。ブレーキパッドもレース用のものだとか。
落札価格は安くはなかったけど、新品の3分の1くらいだし、この内容には大満足。
調べたとおりにきれいにポン付けできました。あこがれのNISSINキャリパーになったし、前後のブレーキキャリパーが金色になってカスタムレベルが上がりました。
今回の部品分解で自分のバイクやヤフオクの中古部品を見て感じましたが、250cc以下は車検がないので、ブレーキオイルの交換とかブレーキのメンテナンスもほとんどされていないようです。バイク屋さんに聞いても、この時代のバンディット250で持ち込まれるものは、ほとんどがキャブレターが要調整で、ブレーキは固着しているそうです。
部品自体は大型車とも共通なものも多かったり、より高級な部品が同じマウントで使えたりするので、古い部品を買う時には、車検で最低限のメンテナンスを受けている大型車両のものが良いなぁと思いました。
リアブレーキロータ
前のオーナーさんはリアブレーキを良く使い、フロントブレーキをあまり使わない方で私とは真逆のタイプでした。
ブレーキの使い方は、ブレーキロータに顕著に表れており、フロントはきれいな平面が残っていましたが、リアはレコード盤のように溝が目立ち、触るとでこぼこがができていました。
リアブレーキは使わないとはいえ、交換が必要なくらいに削れているものはやはり換えたいところです。
ネットで調べると、バンディット250のリアロータは前期型が250mm、後期型が240mmと直径が異なり、250mmなら台湾製Arashiの安価なウェーブロータが使えることが分かりました。
私の後期型で使うには、キャリパーサポートを250mm用のものに交換する必要がありますが、ちょっと探すとヤフオクで簡単に見つけることができ、インパルス400用のものを100円で買うことができました。
安いロータもヤフオクで買って、さっそく交換しました。
赤い部分がなくなり、ロータの形やスリットが変わると結構イメージが変わりますね。
自分でリアタイヤを交換すると、左右の位置とチェーンの張りに神経を使いますね。これで良いだろうと思ったら、乗車時には張り過ぎで空走時に「ウォーン」という音が出るようになり、再調整するはめになりました。
タイヤとブレーキを取り付けて、できあがりました。
キャリパーも穴あきタイプになりかっこ良くなりました。とても100円のパーツには見えません。
あまり使わないリアブレーキはこれ以上いじる必要はないなーーーと思っていましたが。。。(続く)
航続距離
横浜-神戸間を2往復したので、この距離(500km)だと高速道路上で給油しなくても大丈夫だと断言できます。
ものすごい加速・減速を繰り返したり、とんでもないスピードで走るとどうなるか分かりませんが、私にはそんな運転で500kmを走り続けることはできないので試すこともないでしょう。
これまでの経験では、225xeの航続距離は約600kmくらいだと思います。フル充電状態で電気だけで走れるのは30kmくらいなので、満タンでの航続距離を考える時、充電状態はほとんど誤差レベルの影響だと思います。
ガソリンタンクの容量が36リットルというのは、当初は小さいなぁと感じていましたが、今ではなかなか絶妙な設計だと考えを改めました。
フロントブレーキはどんな感じ?
高級ブランドのブレンボで、ラジアルマスターと4ポッドキャリバーに交換したインプレです。
交換前は、ブレーキシステムはノーマルで、ブレーキパッドをシンタードメタル、メッシュブレーキホースに変えた状態です。
最初は、あれっブレーキレバーも固くて真綿を締めるようなコントロール性も感じないし、効きも大したことない。というか、前より効かないように感じました。
ブレーキの効きの感覚はパッドの特性の違いが大きいようで、シンタードメタルのパッドにすると
おおっ ! とにんまりするような効きに変わりました。フロントフォークのイニシャルを強めないと、ノーズダイブが大きくて危ないくらいになったので、イニシャルも固くしました。
効き過ぎるとパニックブレーキでフロントロックして転倒するかなと思い、今はノーマルのパッドに戻しています。
ラジアルマスターによるコントロール性ですが、ブレーキが強く効き始めるところからのストロークはノーマルとあまり違いがないように思います。しかし、なめるように弱くかける部分のストロークが大分長くなり、コントロールしやすくなったような気がします。
やりすぎると危ないですが、コーナー侵入時にブレーキを残しながら入ることが多くなりました。
急カーブが続く山道で路面がウェットな道を20kmほど走りましたが、初めて使うにも関わらず、ブレーキにはまったく不安を感じなかったので、性能が良いということだと思います。
一番違いが大きいのは、見た目とブランドイメージですね。
ちょっと高価なパーツがついた満足度は高く、性能もあがったので満足感は大きいです。