ETC (JRM-11)の修理 (2)
アンテナ線のコネクタをむき出しにして、挿し直すだけでは直らなかったETC。
3年前に設置してもらってから、初めて車体から取り外して分解です。
コネクタは悪いようには見えなかったけど、念のためにメス側の端子を分解して、より深く、強く勘合するように加工しました。
同軸ケーブルの芯線と端子部分が切れてしまうと、はんだ付けすることになるので、慎重に分解しました。しかし、シールドラインをつなぐ金属部品を元に戻すことができず、結局プラスチックの防水コネクタを使わないときちんと接続できない状態になりました。
きちんと導通すれば防水コネクタがある方がいいので、後は導通確認です。
トルクスレンチをアマゾンで買って分解します。先端に穴の空いたT8とT10のトルクスレンチが必要です。
本体とアンテナの赤丸の部分が信号ラインで、導通していればOKです。アンテナの下側の金属板はアンテナのシールドと繋がっていて、信号ラインとは絶縁されていることを確認しました。
コネクタ部分の接続もうまくいったようなので、コネクタ周辺のアンテナケーブルに力をかけないようにしてタイラップで軽くまとめました。
さっさとバイクに取り付けて、エンジンをかけると、特に問題なくインジケータが緑点灯します。
アンテナとETC本体の導通は確認済みなので、これで大丈夫でしょう。
意気揚々と ETCゲートに入ったら、無情にも「通信異常」でバーが開きません。。
さーて困ったな。
JRM-11で、緑点灯なのにバーが開かない時の原因のほとんどは アンテナコネクタのようですが、今回導通は確認したしなぁ。 ・・・ これは直らないかも知れない。